第35回（2021年度） みのお市民人権フォーラム

開催の言葉

　新型コロナウイルスの世界的パンデミックのことから書き始めた昨年の「人権フォーラム」パンフレットの開催の言葉でしたが、あれから1年、デルタ株に変異したウイルスの強力な感染力により、第5波に見まわれた国内の事態は更に悪化しました。重症病棟が埋まり、万を越す人々が自宅療養や宿泊施設での療養を強いられ、医療崩壊状況が云われていました。「非常事態宣言」は9月末で解除されましたが、一方で冬季に向けて、リバウンドを含め第6波の到来が専門家等から指摘されており、気を緩めることはできません。

　こうした状況の中で「第35回（2021年度）みのお市民人権フォーラム」開催に向けて数度の実行委員会を重ね、実施に向けた結論を得ました。詳細はパンフレットに記載していますが、今年は全体会のみをオンラインで無料開催し、分科会につきましては中止とする形に落ち着きました。幸いにもこの間、実行委員会として「非常事態宣言」のもとで会議を重ねる間に、実行委員の皆さんや事務局の努力により、ICTを活用したリモート・コミュニケーション能力を高めることもでき、全体会のオンライン開催について目途がたちました。

　1年延期に伴いお待たせしましたが、NPO法人「ライフリンク」代表の清水康之さんから、一層厳しくなったコロナ感染状況の中で、生きることが困難な生活状況に追い込まれ自死にまで至っている厳しい現状、また、就業・就労を含め、そのしわ寄せが女性や社会的に弱い立場にある人々に及んでいる状況について、具体的な内容をお聞きし学び、我々市民にとって何ができるのかを考えることができればと思います。
　そのことを通じて、事実を踏まえたしっかりした知見に学び、市民レベルでの意見交流を深めあい、社会の分断ではなく立場の違いを超えて繋がりあえる社会の構築に向けて、実行委員一同努力を重ねていきたいと思います。

　最後に、本フォーラムの開催がこれまでとは違う形をとりますが、様々にご支援いただいている各種団体、企業、事業所の皆さんをはじめ多くの市民の皆さんのご支援、ご協力により、「第35回（2021年度）みのお市民人権フォーラム」が開催できますことに深く感謝を申し上げます。

第35回（2021年度）みのお市民人権フォーラム　実行委員長

第35回（2021年度）みのお市民人権フォーラム 開催につきまして

「みのお市民人権フォーラム」は、毎年12月の人権週間に、「いっさいの差別を許さないために　話す、語る、伝える、分かち合う」を合言葉に、市内の各公共施設で講演会やシンポジウムなどを開催してきました。今年度で35回目を迎えます。

しかし今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、規模を縮小し、全体会の記念講演のみを「オンライン」で開催します。

また、コロナ禍で自殺者が増えている深刻な状況をなんとしても改善するべく、多くのかたにぜひご視聴いただきたいという思いから、視聴料も「無料」といたします。人の動きや「密」を抑制するため、今年度は参加協力券(チケット)の発売は、いたしません。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

オンライン記念講演の視聴方法

動画の公開は終了いたしました。たくさんのご視聴ありがとうございました。

オンライン記念講演における動画の公開は終了いたしました。たくさんのご視聴、アンケートへのご協力ありがとうございました。
記念講演動画はアーカイブにて引き続きご視聴いただくことが可能です（2022年1月10日（月）まで）。ご希望の方は、下記よりお申し込みください。申込まれた方に、視聴方法をメールにてお知らせします。
申込み締切日：2022年１月7日（金）

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